ニコン大三元レンズ「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」が凄い!こりゃプロも愛用するわ・・


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<この記事の目次>
  1. はじめに
  2. あれ?本当に大三元レンズ?軽い。
  3. 正確で爆速なAF
  4. 開放F値2.8のとろけるようなボケ
  5. F値開放でもピント面はシャープ!
  6. エグすぎる逆光耐性で言葉を失う
  7. 編集後記

はじめに


 ニコンのフルサイズミラーレス”Zマウント”対応の標準ズームレンズとして、ニコンユーザー待望の「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」が2019年4月19日に発売されました。


 ズーム全域で開放F2.8のズームレンズと言えば、一般的に”大三元レンズ”とも呼ばれプロにも愛用されるレンズです。
 特に24‐70mmのズームレンズは風景やスナップ、ポートレートや結婚式など多くの撮影シーンで使用する焦点距離をカバーしています。
 加えて開放F値が2.8と小さいためボケ量が大きく、シャッタースピードを稼ぐことができるため、「大三元レンズいいなぁ」と憧れの存在になっている方も多いと思います。


 今回はレンズの描写性能を最大限活かすため、ニコンフルサイズミラーレス史上最高画質のZ 7を使用して試し撮りしてきました


※2019年4月22日現在(メーカー公式HPより)

「あれ?本当に大三元レンズ?」と思うほど軽い。



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■1/125秒 F8 ISO100 焦点距離50mmで撮影

 少しだけ筆者の昔話にお付き合いください。
筆者は以前”AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED"を使用していました。
「プロも使用しているから」と憧れを抱き、貯金を切り崩して購入。
このレンズで撮ってみたいからと旅行に出たこともあります。


そして風景やポートレート、結婚式などいろいろな撮影に持っていき、
美しい描写・爆速AFはもちろん”寄れる”ことに感動しました。
野球選手で例えれば「走・攻・守」のすべてが高水準な選手です。


 しかし一つだけ不満に思うことがありました。
それは"大きく・重いこと"

 望遠レンズに比べれば小さく・軽いですが、レンズとボディで約2kgあり、
首から下げていると時間が経つにつれて首や肩が痛くなることもありました。
今回のレンズもすべてが高水準なレンズであることは間違いないですが、「重いから」と持ち出さなければ意味がありません。
しかし、レンズの重量は805g。Z 7ボディと合わせても1.5gと軽量です。
これなら「普段から持っても悪くないな」と希望が見えるレンズだと思いました。


正確で爆速なAF



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 ■1/250秒 F5.6 ISO3200 51mmで撮影

 今回撮影した水族園では、マグロが有名のようでメインの水槽には大きなマグロがたくさん泳いでいました。マグロは泳ぐのがとても速く、時速80~90㎞で泳ぐこともあるそうです。水槽内のマグロも目の前をビュンビュンと泳いでいたため、頑張って追いかけてみました。


 昔からAFが爆速と言われる24-70 F2.8レンズとはいえ、ただでさえ暗い水族園で速いマグロ。
どうなるかと思いましたが、このレンズもマグロに負けずピントを合わせてくれました。


開放F値2.8の大きくとろけるようなボケ



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 ■1/250秒 F2.8 ISO100 焦点距離70mmで撮影

 単焦点レンズもそうですが、F値の小さなレンズを使ってまず試したくなるのがボケ味です。
絞って解像感のある仕上がりももちろん好きなのですが、美しいボケ感のある写真も大好きです。


 このレンズは開放F値2.8と大口径ですので、ボケ味を確認しました。
作例は駅の近くで咲いていた花を撮ったものですが、後ろは細くたくさんの葉が生えています。
レンズからすれば嫌なシーンですが、問題なく美しいボケ感を写してくれました。


F値開放でもピント面はしっかりシャープな描写



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■1/500秒 F2.8 ISO100 70mmで撮影

 大きいボケ味を一度味わうと、美しさから解放で撮影しがちになってしまいますが、気になるのはピント面の解像。
高画素機のZ7の描写性能の高さもありますが、F値開放で撮影してもピント面はとてもシャープでくっきり写ります。


 実は撮影後、あまりの描写力の高さにF値を間違って絞ったのかな?と再生画面で確認し、描写の良さに「いや~、良いな」と思わずため息が出ていました。


エグすぎる逆光耐性で言葉を失う



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■1/2000秒 F13 ISO125 35mmで撮影

 撮影した日はここ最近の中でもかなり暑く、冬物のウィンドブレーカーを脱いでシャツ1枚になっても暑く感じるほど日差しが強い一日でした。
 使用していて良いところだらけのこのレンズ。なにか苦手なシーンはあるのかな?と考えていました。
ちょうど日差しも強かったので、逆光耐性を試すべく暑さに負けずレンズを太陽へ向けて撮影しました。


 ニコンSシリーズのレンズにはFマウントレンズの外観にあった金リングはありませんが、ナノクリスタルコートは施されています。
さらに新開発の反射防止コーティング「アルネオコート」が入っていることも相まって、かなり逆光に強いです。
 フレアやゴーストを入れようと様々な角度から撮影をしましたが問題なく撮影できるどころか建物のシャドー部もしっかり描写してくれて完敗。
このレンズ、凄いです。


撮影後記


 一日の撮影を通して高性能なことはもちろんですが、やはりAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDより軽量・コンパクトになったこと、そして驚きの逆光耐性が筆者の中で印象深く残っています。


 恥ずかしながら筆者は以前「重いから」とバッグの中にしまっていたり、あるいはそもそも持ち出さずに“ここぞ”という撮影のときにだけ持ち出して、なぜか変に気負って撮影することもありました。
 しかし、新しいNIKKOR Z 24-70mm F2.8 Sは高性能ながら軽量コンパクトなので撮影の際にも気負いが少なく、気づいてみれば「これも撮ってみよう」といろいろ撮って撮影を楽しんでいました。
 もちろん防塵防滴仕様なので、急に天候が変わる屋外での撮影でも安心して撮影ができます。


さすが大三元レンズ!間違い無しなレンズです!