【動画ユーザーも必見】FE24㎜ F1.4 GMは、ソニー広角単焦点レンズの最高傑作!


はじめに


 FE24㎜ F1.4はソニーから発売されているミラーレスカメラ“αシリーズ”のEマウント対応の広角単焦点レンズです。名前にGMとあるとおり、ソニーレンズの最高峰である“G Master”の称号を持つレンズです。
 広角域は広く写るが故に「構図(人物撮影では背景情報)を作る際の引き算が難しい」とよく聞きます。例えば、風景写真を撮る際に電線まで写ってしまったり、人物撮影では背景として意図していない範囲まで写ってしまったり、、などたくさんあります。
 さらに画角が固定されている単焦点レンズだと、ズームレンズよりも自由度が少なく撮影の難易度が高いからもうお手上げ。。なんて方いらっしゃいませんか?
 しかし、レンズの購入者・検討者レビューサイトや雑誌、ネットの記事での高評価はもちろん、ネットの動画配信サイトでは人気のレビューが沢山上がっている本レンズ。
 筆者はよく動画を見るため非常に気になり、今回は本レンズをお借りしました。ボディは動画を撮影する性能も高いため人気のα7Ⅲをチョイスしました。

さすがG Master!キレッキレな描写力


解像度.JPG
(1/200秒 F2.5 ISO100)

 広角レンズを持ったということで、どうしても建物や風景を撮りたくなりました。
 今回の撮影は梅雨の影響もあり、被写体として建物内の撮影を選択。建物といっても寺院や近代的な建物など種類がたくさんありますが、今回はレンズの解像度が分かりやすくなるような、内部の造形が美しい建物に行ってきました。
個人の見解ですが広角レンズで撮影した際に見るポイントとして
① 周辺部の流れ具合
② 周辺部の解像度
が気になります。

①の周辺部の流れ具合は、無理に引っ張られたような不自然なものではなく、自然な描写だと感じました。
②の周辺部の解像度は、すべての四隅を確認しても非常に良好で周辺減光も少ないと思いました。右下のガラスは奥まで見えます。左上の部分では鉄柱についた汚れまでしっかりと描写しており「スゲェ・・」と語彙力を失うほどの描写でした。
 また、2枚の超高度非球面XAレンズを使用したことで、サジタルコマフレアが発生しにくく、点光源もにじみにくい※とのこと。α7Ⅲのブライトモニタリング機能も相まって、星空の撮影も良さそうです。
※メーカー公式HP(https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL24F14GM/feature_1.html)より引用

大口径レンズならではの大きなボケ味


ボケ味.JPG
(1/200秒 F1.4 ISO160)

 「広角レンズはボケにくい!」この言葉も良く聞きます。確かに望遠レンズと比較した場合、ボケ量は少なくなりがちですが、本レンズは大口径レンズならではの大きく、美しいボケ味があるレンズです。
 絞り羽根は11枚の円形絞りを採用※しているため、玉ボケも美しいとのこと。分かりやすくするためにイルミネーションなどを撮りたかったのですが見当たらず。冬になったらぜひまた使いたいと思いました。

※メーカー公式HP(https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL24F14GM/feature_1.html)より引用

ジンバルユーザーが喜ぶ?軽さ


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(1/500秒 F3.5 ISO160)


 重量は445g※と非常に軽量です。
 発表された時に広角の焦点距離でF値は1.4、と明るいレンズであることから「ガラスと特殊レンズが多く使われていて、重いんかな?」と予想しましたが、スペックシートの重量を見たときはあまりの軽さに衝撃でした。
 ジンバルや三脚など耐重量が定められている機材を使用して撮影(特に腕に負担がかかる構え方をする動画撮影)をする方にとってはとても嬉しいですよね!
 もちろん普通に使用するにも嬉しくなる軽さです!笑

※メーカー公式HP(https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL24F14GM/feature_1.html)より

絞りリングのクリックオフで動画撮影をより簡単に


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メーカー公式HP(https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL24F14GM/feature_1.htmlより画像引用)

 本レンズは本体で絞りを調整することもできるのですが、本体右側面には絞りリングのクリック感(ON/OFF)を切り替えるスイッチがあります。
 動画を撮影する際に音声はとても重要になります。例えば草木が風でこすれ合う音や、川などで水が流れる音、動物の鳴き声のようなその場の臨場感を伝える音は良いですが、それ以外の意図していない人工音は気になりますよね。
 代表的なものは、カメラのオートフォーカスを使用して撮影している時のモーター音や、ホワイトノイズ、絞り値を変更するためのダイヤル音。ピンマイクを使用している時でいえば、服がこすれた時に起きるタッチノイズなどが挙げられます。
 これらはマイクから近い場所で起きるため音も大きくなりやすく、録りたい音声と被ってしまうと消すことが困難なので悩みます。
 絞りリングのクリック感を消すことで、絞り値を変更する際の音をできるだけ小さくすることができます。
 小さなことですが、これだけでも悩みの種を一つ解消できます。

撮影後記


 24㎜という焦点距離は、大三元ズームレンズ24‐70㎜や小三元ズームレンズ24‐105㎜など多くの標準ズームレンズのスタートの焦点距離で使用されているため「ズームレンズでカバーできるから、それでいいじゃん」と思っている方もいらっしゃるかと思います。
 確かに焦点距離としてはカバーしているため、標準ズームの次は望遠レンズ、あるいは使用頻度の高い標準域の単焦点レンズが非常に人気です。
 しかし、本レンズはその考えを覆す力を存分に持つレンズだと思います。
特に携帯性と描写力、美しいボケ味を持っていることです。ボディと合わせても約1㎏と非常に軽量なので、風景はもちろんスナップ撮影を撮られる方には非常にオススメなレンズです。
 使用できた日数が少なかったため、逆光耐性や玉ボケ内の年輪ボケはあるか?など様々なシチュエーションの使用を想定した撮影ができなかっただけに、もう一回使いたいと思いました。同時に「欲しいな」と思いました!笑