【バトン連載】写真家のカメラバッグの中身が知りたい!【後編】|礒村浩一


はじめに


本記事は二部構成となっており、【後編】です。
先週公開の【前編】フルサイズシステムでも余裕の収納力「ハクバGW-PRO G2 バックパック」も併せてご覧ください。

【後編】無駄のないレイアウトでミラーレス一眼に最適化「オリンパスカメラバックパック CBG-12」


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【収納例】オリンパスOM-D E-M1 MarkII + バッテリーグリップ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0+MMF-3、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、16mm F1.4 DC DN Contemporary、30mm F1.4 DC DN Contemporary、56mm F1.4 DC DN Contemporary、マクロコンバーター MCON-P02、フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980、接写リング、充電池2個、ニッシンi40、リモートケーブルなど

 私の撮影機材において、ミラーレス一眼のシステムは既に欠かせないものとなっている。小型軽量でありながら高い画質を得ることができ、またレンズの種類も今では十分に拡充している。それだけに日頃から使用頻度はとても高い。しかし、いまだ多くのカメラバッグがフルサイズシステムのサイズを基準に設計されているため、なかなかミラーレスシステムのサイズにフィットしたバッグが見つからないのも実情だ。
 そのなかで、マイクロフォーサーズ規格のOM-Dシリーズをラインナップしているオリンパスから発売されている、カメラバックパック CBG-12は、マイクロフォーサーズレンズのカメラおよびサイズに最適な設計となっており、無駄なく機材を収納することができる。さらに大きく開く蓋や側面から機材を出し入れ可能なサイドフラップ、本格的なハーネスと腰ベルトが用意されているなど、バックパックとしての完成度も高い。バッグ内も一気室となっているなど、レイアウトの自由度も高く使い勝手が良い。
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 機材はバッグ正面の蓋を開けて出し入れする。バッグの全面がそのままガバっと開くので、機材の出し入れがしやすく、またひと目で全ての機材を確認することができる。マジックテープで固定できる仕切り板が、何通りものレイアウトが可能なように大小サイズで多く付属している。

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 右側面下部に設けられたサイドフラップ。中の仕切りレイアウト次第ではここからレンズを装着したカメラを出し入れすることも可能。

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 前面には大型ポケットが用意されており、リモートスイッチやメモリーカードケース、フィルターなどを収納できる。E-M1 MarkIIの取扱説明書も入る大きさ。

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 バッグ上面には筆記具や小物が入るポケットと、スマートフォンや厚めの財布などを収納できるポケットが上下二重構造で用意されている。いずれもファスナーでしっかりと閉じておくことができる。

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 背当て部分は立体構造の厚めのメッシュクッションが用意されているので、背負った際の一体感は良い。また15インチクラスのノートPCやタブレットを収納できるスリットもあり、A4のクリアファイルやパンフレットなども余裕で入るので、撮影資料やイメージラフなどを入れておくにも便利。

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 三脚は前面の蓋部にベルトで取り付ける。バッグ下部には脚先端部を支えるホルダーも用意されている。また側面にも固定ベルトがあるので、サイドのメッシュポケットに脚先端を差し込んで三脚を固定することも可能だ。

 前述もしたが、私がこのカメラバックパック CBG-12を導入した理由は、ミラーレス一眼のシステムをこのバッグに集約して収納したいと思ったのがきっかけだ。マイクロフォーサーズ機をラインナップしているオリンパスが作ったものだけあって、凝縮された全体のサイズ感もちょうど良く、気室内の無駄のないレイアウトも気に入っている。またそれだけでなく、バックパックとしても良く考えて作られており、行動中でも小物や財布などをストレスなく出し入れできるポケットや、500mlペットボトルはもちろんのこと保温式水筒も安定して収納することができる大きめのポケットが両側面に用意されているといった点も、屋外での撮影で求められるポイントをひとつひとつ設計段階で丁寧に考えつくした結果によるものだろう。

「更なる最適なカメラバッグを求めて」


 今回は実際に私が実際に使用しているバックパックタイプのカメラバッグから2種類の製品をご紹介した。どちらも使用頻度が高く、もはやこれら無しでの公共交通機関での移動は考えられないほどだ。とはいえ、これらのバッグであっても改善していただきたい点はいくつもある。したがって今後も撮影機材の変更や撮影スタイルの変化などに合せて、自分にとって最適なカメラバッグを探しつづけることだろう。カメラバッグの沼はレンズ沼同様に、まさに底なしなのである。