【レビュー】遂に1億万画素超えのセンサー搭載。富士フイルムGFX100の画素数がお化けすぎる!



はじめに


 2019年6月、富士フイルムからラージフォーマットセンサーを搭載したミラーレスカメラ「GFX100」が発売されました。特徴はなんといっても有効画素数約1億2百万画素という超ド級の画素数を持っていることで、カメラの祭典CP+2019でも大きな話題になりましたよね!
 富士フイルムラージフォーマットセンサーのミラーレスカメラは“Gマウント”を採用しており、ラインナップは最初に発売された「GFX50S」レンジファインダータイプの「GFX50R」の2機種があります。
 GFX100もラインナップに仲間入りしましたが、2機種とは異なる一面を持つカメラだと思います。
 今回はその異なる部分や注目ポイントをピックアップしましたのでぜひご覧ください!

縦グリ一体型で無骨なデザイン


(1/500秒 F4 ISO100 使用レンズ:GF23㎜ F4 R LM WR)
(1/500秒 F4 ISO100 使用レンズ:GF23㎜ F4 R LM WR)

 ボディ外観でGFX50S、GFX50Rと異なる部分としては、縦位置グリップが一体となっています。(GFX50Sは縦位置グリップが別売、GFX50Rは縦位置グリップ無し)縦位置グリップがあることの恩恵は大きいです。
 1点目は名前の通り縦位置での撮影時でも、横位置と同じような感覚で撮影することができることです。構えが安定するのでブレにくく、水平が取りやすくなります。画素数が多いのでブレにシビアな分、助かりますよね!(EVF内に水準器を表示すればさらに便利)
 2点目はバッテリーが2個入れられるので電池持ちが良くなります。ミラーレスカメラの多くはEVFを採用しており、GFX100もその一つです。EVFにすることで便利な反面、一眼レフカメラと比較して電池の消耗が速いためバッテリーが2個入るのは助かります。
 また、縦位置・横位置によってボディの質感が異なり、横位置はラバーを採用しており縦位置グリップの部分はフレームの材質になっています。おかげで握っただけで縦位置か横位置かが分かりやすいと思いました。グリップがしっかりしているので、手持ちのスローシャッターなどでなければ、手持ち撮影もいける印象です。

手振れ補正内蔵!手持ちで気軽に撮れる


作例風景
(1/5秒 F11 ISO50 使用レンズ:GF45㎜F2.8 R WR)


 GFX100には、GFXシリーズで初めてとなるボディ内手振れ補正機構を搭載しました。補正はタテ・ヨコ・回転(ロール)・ヨー・ピッチの5軸を補正するもので、約5.5段分の段数を補正※してくれます。
 35㎜フルサイズセンサーよりも1.7倍大きいセンサーに加え、画素数の多いセンサーですから、わずかなブレも気になってしまいますよね。実際に使用していてもボディ内に手振れ補正が入ったおかげで三脚無しでも手持ちで気軽に撮れました。
 使っていて気になったこととして、チルト画面を使用してローアングルで撮影しようとするとファインダーが被ってしまい、画面上部が見えなくなってしまうことがありました。
 しかし、別売の「EVFチルトアダプターEVF-TL1」を使用すれば、ファインダーの角度が変更できるため、画面上部も問題なく確認しながらローアングル撮影に臨めます。

※引用:富士フイルム公式HP
https://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/gfx/fujifilm_gfx100/

1億2百万画素の描写はいかに?


 GFX100の凄さと言ったらなんといっても有効画素数約1億2百万画素の描写力ですよね。3~5千万画素でさえ凄いと思っていたのに、それらの倍の数値を持つセンサーを使うとどれくらいの写真が撮れるのか気になります。

それでは作例です。
作例海トリミング.jpg
(1/250秒 F7.1 ISO100 使用レンズ:GF23㎜ F4 R LM WR)

いや~凄いですよね。何が凄いって、実はこの写真トリミングしているんです!
では、元画像はこちら
作例海トリミング前
(設定、使用レンズは上写真と同じ)

 この写真の中心から左下の部分を拡大したものです。もはや見えないですよね(笑)かなり拡大してもこれほど描写してくれるGFX100はやっぱり凄いです。

瞳AFもついてる!


作例女性ポートレート瞳AF
(1/125秒 F5.6 ISO100 使用レンズ:GF63mm F2.8 R WR)


 解像感が凄いGFX100ですが、風景だけでなく人物を撮影される方が大好きな“あの機能”も入っています。みんな大好き“あの機能“とは“瞳AF”で、人物の瞳に自動でピント合わせをしてくれる魔法のような機能です。もちろん筆者も大好きで、凄く助かっている機能です。
 「センサーサイズが大きいのでピント位置もシビアになりそう」と考えがちですが、瞳へのピントをカメラ任せにすることで、髪や服の乱れがないか、構図の確認などに集中できるので助かりますよね。
 シャッター音の大きさは3種類から選べるものの、シャッター音は一眼レフと比べて少し小さいかな?と感じました。人物撮影時には被写体の方と事前に打ち合わせすると良いかもしれません。
 それにしても解像感が凄いですよね。ピントチェックのために等倍表示したのですが、モデルさんのコンタクトレンズが確認できたほどです。(本当に凄いと感じました)

撮影後記


作例風景空作例神舎手水舎作例解像度木目
 圧倒的な描写力(画素数)が注目されていますが、細かい部分にメーカーのこだわりが見えました。
 例えばボディ上部のサブモニターは、撮影情報を数値で表示できるのはもちろん、X-T3などで採用されているダイヤルのようなデザイン、ヒストグラムなど撮影者が欲している情報表示に変更できます。
GFXシリーズのフラッグシップ機なので「操作が難しいのでは?」と思いましたが、使ってみると意外に扱いやすく、他のミラーレスカメラのように気軽に撮影できるカメラだと感じました。
 例えばUSB-TypeCで充電ができたり、使用可能な記録メディアがSDカード(UHS-Ⅱ対応のダブルスロット)だったり、タッチパネルを採用したことで撮影画像のピント位置の拡大・縮小など、スマートフォンのように直感的な操作ができたりなど、思っていたより使用感のハードルは低いと思います。
 シャッターを押したときのフィーリング非常に良いため、「撮影すること」がとても楽しく気負わずに撮影できました。
 もし、「風景やスタジオ用にしっかり三脚に据えて使うカメラなのかな?」「プロも使う機種だから難しそう」とお考えの方はぜひ触ってみてください。きっと印象が変わりますよ!