【コスパ最高!】ニコンD750が大人気な理由


はじめに


 D750はニコンから発売されているニコンFXフォーマットCMOSセンサー※を搭載している一眼レフカメラです。
 発売されたのは2014年と、早いもので5年が経ちました。発表された当時を思い返してみると、「名前が7から始まる3桁の一眼レフだからD700の後継機種だろうな」と考えていました。実際に持ってみると、ダイヤルやファインダーがD610と似ていることから、D700の後継ではないなと感じました。

 性能としては、フルサイズセンサーならではの豊かな描写に加えて、高感度の撮影もしやすく、連写性能も使用用途によっては全然問題ありません。
 発売から5年経った今でも評価が非常に高いいうえに新品・中古どちらも価格がお求めやすいことから人気で、“コスパが高い”カメラだと思います。
 筆者も愛用しているため個人的に思うことも多々書いてしまいましたが、ぜひご覧ください!

軽量で持ち運びやすい一眼レフ


海.JPG
(Tamron SP 15-30㎜ F2.8 VC USD 1/125秒 f10 ISO100)


 「フルサイズ一眼レフは重い・高い・写りが良い」とお考えの方も中にはいらっしゃるかと思います。特に重量は、「買ったはいいものの、重くて持ち運ばなかったらもったいない」となってしまったら嫌ですよね。
 D750は従来の一眼レフとは異なる新素材を使用した「モノコック構造」を採用し、軽量化に成功しました。さらにグリップが深くなったことでしっかり握れるようになったため、持った時に「え?軽い!」と衝撃を受けことを覚えています。
 私は撮影時にバッテリーグリップ(MB-D16)を使用することが多く重量が増えるので、ボディが軽量なことは非常に助かっています。
 素材や造りが変わっても、ニコンの堅牢性へのこだわりは変わりません。
 ボディ各所にはシーリングが施されているため防塵防滴にもしっかり対応しています。作例を撮影した海辺のような潮風や砂塵があるような場所や、急な悪天候でも故障しにくいので安心です。さすがニコン。

「いつもと違う目線」の写真が撮りやすい


チルト&サイレント2.jpg
(Tamron SP 15-30mm F2.8 VC USD 1/250秒 f6.3 ISO250)


 「埋め込み式のモニター機種は、ローアングルの撮影が大変」
 これはD750の前にD610を使用していた時に感じたことです。猫や犬などの小さな動物、知人のお子さん、風景撮影で、よりダイナミックに撮影したいときにローアングルで撮影することがあります。いつもと違う目線で撮れる写真なので良いのですが、しゃがんでファインダーをのぞいたり、地面に伏せて撮影したりと大変な一面もありました。
 D750は上向きに最大約90度、下向きに最大約75度動かすことができる“チルト可動式液晶”を採用しています。AFポイントの移動速度は遅いですが、楽な体勢で撮影できるのは便利だと思いました。

大きすぎず小さすぎない。有効約2432万画素フルサイズセンサー


ハイライト重点測光.JPG
(AF-S NIKKOR 58㎜ F1.4G 1/500秒 F3.2 ISO100)


 35㎜フルサイズセンサーで有効画素数は約2432万画素です。最近は高画素センサーを搭載したカメラがたくさん発売されています。写真プリントはもちろん、スマホやPCで見る機会が増え、より高画素を求める方も多いと思います。
 データサイズが大きいと高画質である一方で、データの読み書きに時間がかかってしまいがちです。逆に小さいすぎると編集できる幅が狭くなってしまいます。約2432万画素はどうかというと、私はとても扱いやすいと思います。
 写真は中心の彼岸花に光が差し込み、まるで舞台のライティングのようなロケーションでした。「カメラは赤い被写体が苦手で飽和が・・」なんて言われますが、さすがフルサイズ。色調豊かに撮影できました。
 今回の作例もそうですが、ハイライト部分を基準に明るさを決める「ハイライト重点測光」を使用すれば、学芸会や発表会などハイライト部分を撮影する際でも楽に撮影できます。
 静音撮影モードもあるのでさらに安心して撮影できますね!

暗所の撮影もしやすい


高感度.JPG
(AF-S NIKKOR 35mm F1.8ED G 1/30秒 F2 ISO3200)

 D750は暗所で撮影しやすいことも人気の理由。ISO感度は12800(拡張で最大25600)までと普段使いなら問題なく撮影できます。さらに検出範囲は-3EV~※と暗所でのAFはハイエンド機のD810(-2EV~※)と比べても引けを取らない性能です。
 実際に撮影をしていても暗所撮影のしやすさは実感します。写真は後ろに弱い光源があり、うっすらと浮かび上がった手前に杭を撮影したものです。写真右下の光源によってうっすらと光が当たっている場所にAFポイントを置き撮影。
 問題なくピントが合い、ノイズの少ないクリアな仕上がりになりました。

使っていて「こうだったら良いな・・」と感じるポイント


 私は3年間使用しているのですが、「こうだったら良いな・・」と感じるポイントももちろんあります。1点目は最高シャッタースピードについてです。
 最高シャッタースピードは1/4000秒ですが、ニコンのレンズには開放F値が1.4のレンズがあります。そのレンズを屋外の晴天時に使用すると露出オーバーになってしまうこともあります。もちろんNDフィルターで対応すればよいのですが、持っていく荷物やフィルター交換の回数はできるだけ少なくしたいので、1/8000秒まであればなと何度か思いました。
 2点目は液晶モニターがタッチパネルだったら嬉しいと感じました。上記のチルト可動式液晶で書きましたが、ライブビュー撮影時のAFポイント移動速度は速いといえず、移動させるのに時間がかかる場合があります。その点、タッチパネルであればすぐに切り替えられるので、タッチパネルだったらなと思いました。

撮影後記


 実はここ最近ミラーレス一眼を使うことが増えて、久しぶりに一眼レフで撮影したような感じがします。
 ミラーレスカメラは撮影結果が常にファインダー・モニターに反映されるのでミスが少なく、機種によっては瞳に自動でピントを合わせる機能などとても便利だと思います。

 しかし、一眼レフカメラでは抜けが良くクリアな光学ファインダーで構図を考え、シャッターボタンを押したときのミラーが上がる音の気持ちよさは、撮影していて非常に楽しくなりますし、”写真撮っているな”と強く感じます。

 撮影するうえで必要な性能は揃っていながら、グリップも握りやすい。そしてなにより価格が安いので”高コスパ”であることが評判が良く、人気の理由かと思います。最近では2年おきに後継機種が発売されることもおかしくない時代ですが、発売から5年経った今でも現行機種はかなり凄いと思います。

 後継機種がそろそろ出てもおかしくない時期だからこそ、D750を今のうちに見ておきませんか?