写真家のカメラバッグの中身が知りたい!|齋藤千歳

齋藤千歳

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カメラマンは実は運送業なのではないか?

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メインとして使っている「tamrac Anvil 23」とサブの「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 12.1L ブラック」、さらにOUTDOOR PRODUCTSの「ミニドラムバッグ」の3つが基本的な私の撮影用カメラバッグシステムです。

 北海道をメインフィールドに月に数回は泊まりがけで撮影に出掛けるせいでしょうか? 最近、私は自分がカメラマンという名の運送業者なのではないかと思っています。例えば、網走の能取岬で流氷が撮影したいと考えると撮影に必要な機材をたくさん持って、遠く離れた現地に行く必要があるわけです。

 必要な場所に、必要な時間に機材と自分を安全かつ確実に送り届けることが、実はカメラマンにとっては、最低限であり、もっとも重要な仕事ではないかと思うのです。私の住む北海道にある空の玄関口千歳市から、能取岬は約360km。下道で約6時間半かかります。この移動の間にカメラや機材を守り運んでくれるのがカメラバッグなのです。

tamrac Anvil 23|せっかくならいちばん高い、最高級がほしくなった

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現在のメインで使用しているtamrac Anvil 23は23Lクラスのカメラ機材を入れるためだけのリュックとしては、もっとも高い部類のカメラリュックといえます。

 「カメラを持って歩いています。高級な機材がたくさん詰まっていますよ」といった印象を受ける専用のカメラバッグはセキュリティの観点からあまり好きではなく、昔はカメラ機材用のインナーバッグと普通のバッグの組み合わせでカメラバッグとして使っていることが多かったのです。

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まだ、機材が少なかったころのカメラバッグ。TIMBUK2のメッセンジャーバッグとOUTDOOR PRODUCTSのミニドラムバッグを使っていました。

 TIMBUK2のメッセンジャーバッグには、「エツミ クッションボックスフレキシブルL ブラック E-6123」を、OUTDOOR PRODUCTSのミニドラムバッグには、「ハクバインナーソフトボックス TYPE-B(現行品ではハクバ インナーソフトボックス 300に相当)」を組み合わせて使っていました。

 専用のカメラバッグに比べるとクッション性が弱く感じることはありましたが、普段使いの好きなバッグを選択できるのがうれしいところです。機材が少ない人は、インナーバッグを使う方法で十分かもしれません。

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必要に応じて購入した「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」です。

 私は毎月数本のレンズやカメラをテストしてAmazon Kindleで「レンズデータベース」や「レンズラボ」、「カメラデータベース」といった電子書籍を出版しています。この電子書籍の数やレビューおよびテスト機材の数が増え続けたため、これまでのクッション性のあるインナーバッグと普通のバッグという組み合わせでは、機材が収納できなくなり、急ぎで購入したのが「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」です。

 定評のあるAmazonベーシックの商品ですし、ユーザーレビューの評価も高く、価格も私が購入したときには3,000円台前半(2020年3月現在では4,500円前後)と悩むよりも、とりあえず買ってしまえという価格であったこともあり、購入したカメラリュックでした。高級なカメラバッグと比較すると、どうしても全体的にフニャフニャしている点を除くと、ある意味お値段以上といった印象のバッグでした。

 しかし、ある日考えてみると、カメラバッグほどカメラ機材としての本来の仕事を長い時間果たしており、しかもカメラバッグよりもはるかに高価なカメラ本体やレンズを保護、輸送しているのだなという前述の考えに至りました。

 しかも、私の場合、多くのメーカーさんなどから、テストやレビューのための高価な機材をお借りすることも多く、貸し出す方もそんな安いバッグで大丈夫ですか? と思っている可能性があることを考えると、せっかくなら最高級クラスのバッグをと考え選択したのが「tamrac Anvil 23」です。

tamrac Anvil 23|価格差約17倍のカメラバッグ

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現在メインで使っている「tamrac Anvil 23」(写真:左)と「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」(写真:右)の価格差は約17倍です。

 せっかくなら最高級のカメラバッグというものを体験しようと選択したのが「tamrac(タムラック) Anvil(アンビル) 23」です。アマゾンの注文履歴によると「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」を購入したときの価格が3,264円(税込)ですので、他社の価格帯と比べると「tamrac Anvil 23」との価格差は約17倍となっています。「tamrac Anvil 23」を購入する際に支払う消費税よりも、「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」のほうが安いわけです。

 「tamrac Anvil 23」よりも高価なカメラリュックとなると、同シリーズで27L容量の「tamrac Anvil 27」やLAMDAなどの登山撮影用のカメラリュックやローラーやキャスターの付く大型のものになるはずです。5万円を越えるカメラバッグは決して安いとは言えませんが、カメラ機材の中で最上級クラスを体験するのに、わずか5万円で済むのはカメラバッグならではと言えます。カメラ本体やレンズなら平気で数十万円、果ては百万円を平気越える世界なので、手軽な最高級といえるでしょう。

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先日の撮影のためにぎっちりと機材を詰め込んだ「tamrac Anvil 23」。重い機材を詰め込んでもバッグ自体がしっかりしているので安心感があります。

 2泊3日の撮影のために必要な機材を詰め込んだ「tamrac Anvil 23」です。バッグ単体での実測での重量は約2.17Kgでしたが、今回の機材を詰め込んだ全体の重量は約13Kgになっています。
 身長168cmと同年代の男性としてはやや小柄な私には「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」を使っているときから、さらに大きな「tamrac Anvil 27」は扱い切れないと判断して23Lの「tamrac Anvil 23」を選択しました。このくらいぎっちりと機材を詰め込むと、やはり基本的な素材や作りの違いがより明確になり「tamrac Anvil 23」の安心感は圧倒的です。

 最高級クラスのカメラバッグは、何が違うのかと聞かれると、縫製や素材など細かな違いもたくさんありとても難しいのですが、似たような素材でできているのに、安価なカメラバッグから受けるフニャフニャ感がまったくありません。軽いのにカッチリしていて、このカッチリ感が、機材をぎっちりと詰め込んだときの安心感に繋がっています。
 この印象は、店頭などで現物を比較していただくのが一番でしょう。この違いを実感するために「tamrac Anvil 23」を選択したとも言えるのです。また、クルマでの移動がメインでなければ、恐らく「tamrac Anvil 17」もしくは「tamrac Anvil スリム15」を選択したと思います。

 実際に「tamrac Anvil 23」の中身を紹介していきます。

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写真左上から
(1)Canon EOS 6D Mark II
(2)SIGMA fp
(3)Sony α7R III
(4)Canon EOS Kiss M
(5)Kenkoフィルターステップリング×5(82mm←49mm、82mm←62mm、82mm←67mm、82mm←49mm、82mm←72mm、82mm←77mm)
(6)Cokin Pシリーズアダプターリング×2(62mm、67mm)
(7)Irix 11mm f/4 Blackstone
(8)SAMYANG 85mm F1.4 AS IF UMC
(9)SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11
(10)SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
(11)Cokinワイドアングルフィルターホルダー
(12)中一光学 ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 85mm F1.2
(13) SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
(14)LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D
(15) EVOフィルターホルダーL+77mmアダプターリング
(16)SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art
(17)銘匠光学 TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye
(18)LAOWA 4mm F2.8 Fisheye
(19)シャワーキャップ×2
(20)クリーニングクロス
(21)tamrac Anvil 23用レインカバー
(22)ハーフプロソフトン(A) 100×125mm
(23)レンズ用巾着
(24)COMODO フィルターケース CMD-FC-01

 テスト、レビューを行うレンズに合わせてボディを用意するので、ボディは異なるマウントで今回は4台です。レンズは9本を収納していました。SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryは、北海道で撮影していると思いがけない場所で珍しい生きものに遭遇することがあり、そんなシャッターチャンスを逃すと悔しいので持ち歩いています。

 また、EFマウントのボディでも、EマウントでのボディでもSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryが使えるようにSIGMA MOUNT CONVERTER MC-11は必須です。撮影用のフィルターは、多くのレンズで使用できるように82mmで各種用意しており、フィルターのステップアップリングも複数のサイズのものを入れてあります。ハーフNDやハーフプロソフトンを使うことも多いので角型フィルター用のホルダーも私の場合、重要です。シャワーキャップはホテルなどの備え付けの使い捨てのもので、急な雨などの備えて入れておくクセがあるのですが、実際にはほとんど使わず、お守りのような存在といえるでしょう。
 ほとんどの場合車で移動し、撮影しますが、レンズやカメラの数が多いので、重量はかなりのものなっています。カメラバッグ側にかかる負担も、普通の方よりも大きいかもしれません。

記録メディアやバッテリーはサブバッグに

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現在サブバッグとして活躍しているのは「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 12.1L ブラック」になっています。安いのによくできたバッグです。

 メインバッグでのある「tamrac Anvil 23」には、撮影時に必須であるはずの記録メディアや予備バッテリーが入っていないことが気になった方も多いのではないでしょうか? 実はメインバッグはクルマで移動するときに機材を収納することを主な目的にしているので、、撮影時には必要な機材をだけを入れるサブバッグを持っていきます。

 このサブバッグは撮影の目的地、気分などでよく変わるのですが、現在は「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 12.1L ブラック」をよく使っています。購入時の価格は3,480円と安価なので、フニャフニャとしたやわらかな感じで、より作りがシンプルなので使いやすく、なかなか気に入っています。

サブカメラバッグの撮影への出発時の中身は、こんな感じです。

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画面左上から
(1)Canon EOS Kiss M用の充電器+電源コード(USB)
(2)Canon EOS 6D Mark II用の充電器+電源コード
(3)レンズ用巾着
(4)予備バッテリー(Canon EOS Kiss M用、Canon EOS 6D Mark II用、SIGMA fp用、Sony α7R III用)
(5)Sony α7R III用の充電器+電源コード
(6)クリーニングクロス×2
(7)記録メディアケース
(8)SIGMA fp用の充電器+電源コード
(9)延長コード
(10)USB電源変換
(11)ブロアー
 サブバッグである「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 12.1L ブラック」の役割は、撮影時にはクルマから撮影地点まで必要な機材と記録メディア、予備バッテリー、ブロアーなどの撮影時に必ず使う機材を運ぶことです。また、撮影時出発する時点では、予備バッテリーを充電するための機材を収納する役割を果たします。

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カメラのバッテリーを充電するために、クルマの中にはサブバッテリーを搭載して充電を行っています。

 カメラのバッテリーを大量に用意して、撮影期間中のバッテリーは出発前に用意しておくという方法もあるのですが、私の場合、レビューやテストの機材がそのときごとに異なることも多く、専用バッテリーが1個しか手元にないことも多いので、クルマのなかで充電が行えるように大型のサブバッテリーを用意しておき、逐次充電しています。

 ただし、私の撮影の仕方だと、思った以上に大容量の電源を必要とせず、現在のクルマ用のバッテリーを使ったサブバッテリーは大容量ですが非常に重く、クルマのエンジンが掛かっている状態での走行時充電もできないので、近いうちに、より小型の走行時充電が可能なリチウムイオンバッテリーの買い換えることを検討しています。

容量だけをみてバッグを買わない

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現在のメインバッグである「tamrac Anvil 23」は容量23Lに対して「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」は22.8Lとほぼ同容量です。

 首都圏などの都会に住んでいる方を除くと、カメラバッグなどの専門的なアイテムはネットでの購入に頼らざるを得ないのが現実ではないでしょうか。北海道千歳市に住む私も本当は現物を確認して、できることなら実際に入れたい機材を入れてみて、背負ってみてから、長く使うカメラバッグを購入したいのが本音です。

 しかし、現実にはそうはならないため、WEBなどで大きさや収納容量を確認して、祈るような気持ちで購入するのが一般的ではないでしょうか。そんなときに注意したいのが、バッグ容量のL表記です。

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スペック上では0.2Lしか容量が変わらないのですが、「tamrac Anvil 23」から「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」に機材を移すとレンズ3本とマウントアダプターが入り切りません。

 写真をみてもらうと一目瞭然なのですが、容量23Lの「tamrac Anvil 23」から収まっていた機材を「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」に移すと、まったく収納しきれません。9本入っていたレンズのうち、小型の3本とマウントアダプターが入り切りませんでした。
 私の場合は「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 ラップトップ収納可 22.8L」から「tamrac Anvil 23」への変更だったので問題ありませんが、逆だった場合はかなり困ったことになるでしょう。

 この記事を書いている際に、WEBでいろいろチェックしていて気付いたのですが、カメラのキタムラのネットショップではカメラバッグの「トライアルサービス」(詳細はこちら)というものがあるようです。対象となる気になるバッグをふたつまで、自宅や会社の近くのカメラのキタムラに取り寄せて現物を確認し、納得いけば購入。気に入らなければふたつともキャンセルも可能だといいます。非常に便利なサービスだと思いますので試してみてはどうでしょうか。

 とはいえ、容量のLはひとつの目安にはなり、「Amazonベーシック カメラリュック 一眼レフ用 12.1L ブラック」を購入することで、使い勝手の実際を実感できたので、同サイズのカメラバッグの買い換えも検討しています。ただし容量だけでなく、サイズや収納容量の目安もしっかり確認してからですが。

ノートパソコンは食品保存容器に収納

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現在ノートパソコンは食品保存容器に緩衝材に挟んで収納しています。以前はゼロハリバートンに入れていたこともありました。

 もしかしすると気付いている方もいるかもしれませんが、これだけの機材を持って数日間の撮影に出るのにノートパソコンは持っていかないの? と思った方もいるのではないでしょうか。

 数日の撮影であればノートパソコンは出先で編集部などから原稿が未着であるとか、送った画像が間違っているなどのトラブルに備えて、できれば使わないで済むことを祈りながら、必ず持っていきます。しかし、カメラバッグには絶対入れません。

 現在、MacBook Proを愛用しているのですが、以前にMac Book Airをカメラ機材とは違うバッグでも持ち歩いていたにも関わらず、なんらかの力がかかったようでMac Book Air自体が微妙に曲がるというアクシデントが起きたことがあるのです。曲がった状態でも、起動もしましたし、使えたのですが、まっすぐな場所に置いて使うとキーボードを叩く度にノートパソコン全体が揺れるという非常に不愉快な故障でした。

 光学ドライブなどがなくなり、薄くなった現在のノートパソコンやタブレットなどはいくらしっかりとクッションが入っていても、私は重たいカメラ機材といっしょに収納したくないので、基本的にはカメラバッグには入れません。

 また、クルマのなかで機材同士が重なることなどがあってもノートパソコンが破損しないように、ハードシェルの中に緩衝材に包んでクルマに積んでいるのです。以前は写真のゼロハリバートンに入れていたこともありますが、重く冬の車中泊の朝などは異常に冷たくなるので、いまのスタイルに落ち着きました。ちょうどよいサイズのものなどが見つかれば、ペリカンのケースなどに買い換えるかもしれません。

「より使いやすく」常に追求するカメラバッグシステム

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サブバッグのサブともいえる小型のバッグです。OUTDOOR PRODUCTSのミニドラムバッグに、「ハクバインナーソフトボックス TYPE-B」を入れています。

 最後に紹介するのが、サブバッグのサブ的なバッグになります。OUTDOOR PRODUCTSのミニドラムバッグに、「ハクバインナーソフトボックス TYPE-B」を入れて使っているのですが、このバッグはかなり重宝しています。

 普段は、Sony Cyber-shot RX100 IIIを入れています。撮影ロケ中に余裕があるときはレストランなどで食事をするのですが、その際などに持っていくバッグです。撮影用の大きなバッグを持って、そこからの機材を出して撮影していると、あまりにも大げさなので、そのときの撮影で使いたいレンズとカメラだけを入れて、お店の許可が出たときは店内を撮影することもあります。

 では、普段はなぜSony Cyber-shot RX100 IIIが入っているかというと、撮影の最中にこれは覚えておきたい、メモしておきたいというものがあるとき、昼間はiPhoneなどのスマホで十分です。

 しかし、夜中に到着した道の駅の様子を撮影しておきたいといったときには、高ISO感度でのスマホの画質では十分でなかった体験があり、スマホに比べると大きな1インチサイズの撮像素子を採用したSony Cyber-shot RX100 IIIを入れています。また、コンパクトデジカメと財布やスマホなどをいっしょに入れられるので、撮影の途中にコンビニで買い物をするなどの日常的なサブバッグとして便利なわけです。

まとめ:気になるサイズ、スタイルのカメラバッグは買ってみる

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写真のように、いまは一軍では使っていないカメラバッグも、さらにいくつか持っています。カメラバッグはついつい買ってしまうアイテムなのです。

 ご覧いただいたように私の場合、月に数回行くクルマでの泊まりがけの撮影の場合、最低3つのカメラバッグ+ノートパソコン入りの食品保存容器を積んで出掛けるわけです。

 母艦となる「tamrac Anvil 23」を中心に、必要な機材をそれぞれのシーンに合ったカメラバッグに詰め替えて、カメラバッグシステムといった感じで、カメラや機材を輸送・撮影しているといったところでしょうか。夜は星空まで撮影して、朝は夜明け前からの撮影になるのが普通で、冬はマイナス15度を超える条件で車中泊になることも珍しくないので、撮影機材以外の防寒具などとの収納のバランスも考えたカメラバッグシステムが必要になり、いまでも頻繁にさまざまなアイテムを買い換えています。

 撮影シーンも、出掛ける条件、カメラ機材の量なども、人によって異なるのでカメラバッグ選びはとても難しいといえるでしょう。

 そんな中で私のおすすめのカメラバッグ選びの方法は、気になるスタイル、大きさのものは、まず安いものを買ってみる方法です。
 使用時間も長く、使用頻度も高いカメラバッグは、ちょっとした理由で気に入らないと思った以上に使わないということも珍しくありません。そのため、同じようなスタイルのものをネットショップなどで探して、安いものを買ってみてから、そのスタイルが気に入ったら、しっかりとした高価なものに買い換えるといった方法がおすすめです。

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