[終了]【写真展】稲垣徳文写真展『巡礼』2010-2020

ShaSha編集部

稲垣徳文写真展『巡礼』2010-2020

稲垣徳文写真展『巡礼』2010-2020

富士フイルムイメージングプラザ東京・大阪において、写真家 稲垣徳文氏による写真展『巡礼』2010-2020を開催します。

概要

写真展の概要です。

東京会場

東京会場:「FUJIFILM Imaging Plaza 東京」内ギャラリー
住所:千代田区丸の内 2-1-1 丸の内 MY PLAZA 3階
営業時間:10:00~19:00(最終日は14:00まで)※火曜定休
開催期間:2020年8月26日(水)~9月14日(月)

大阪会場

大阪会場:「FUJIFILM Imaging Plaza 大阪」内ギャラリー
  住所:大阪府大阪市中央区難波2-2-3 御堂筋グランドビル 2階
営業時間:10:00~19:00(最終日は14:00まで)※火曜定休
開催期間:2020年10月28日(水)~11月16日(月)

■入 場 料:無料
■作品点数:約36点

展示内容

 旅する写真家「稲垣徳文」が、アジアに点在する古刹を巡り撮影した写真展。写真家を夢見て、修行のつもりで世界を旅した1990年代。25年あまり経った今も、当時訪れた各地を再訪し続けている。

 2010年に西チベットの霊峰カイラス山を訪れてからは、アジアの古刹を巡ることがテーマのひとつとなった。
 その中でも、カンボジアのアンコール・ワットは、写真の黎明期である19世紀中頃より記録が残る史跡だ。他の史跡同様、幾多の天災や戦禍を乗り超えてきた。長い政情不安から解放された後、近年は、オーバーツーリズムの影響により、再び荒廃の危機にさらされている。
これまで写真家として得た教訓は、撮影の機会があるならばそれを先延ばししてはならないということ。今世紀初頭の佇まいを記録すべくカメラを向けている。

 撮影に使用した大型カメラ『ディアドルフ』8×10(エイト・バイ・テン)のフィルムサイズは35mm判に比べおよそ60倍の面積があり、最大級のフィルムから得られる高画質が特徴のフォーマットだ。
 2018-19年には富士フイルムの中判デジタルカメラ『GFX50R』を使い、アンコール・ワット(カンボジア)とボロブドゥール(インドネシア)を再訪し撮影を試みた。GFX50Rは大型カメラでは撮影困難な東南アジア特有の激しいスコールの中でも使用できる耐候性に優れ、小型軽量ながら、8×10を凌ぐ解像力を発揮する。

 本写真展では、カラー作品のほか、階調豊かなモノクロ写真であるゼラチンシルバープリントに加え、19世紀の写真技法「鶏卵紙」も同時に展示します。フィルムとデジタルそれぞれの表現力をお楽しみください。

稲垣徳文

プロフィール

稲垣徳文

1970年東京都出身。法政大学社会学部卒業。在学中より写真家・宝田久人氏に師事する。
朝日新聞社「AERA」編集部を経てエディトリアルを中心に活動する。
富士フイルムXシリーズはX-Pro1以来のユーザー。
「アジアの古刹巡礼」と「ウジェーヌ・アジェが写したパリの再訪」をライフワークにしている。
東日本大震災後、太陽光でプリント可能な鶏卵紙による作品制作に取り組んでいる。日本写真協会会員。

お問い合わせ

【一般の方のお問い合わせ先】
富士フイルムイメージングプラザ東京
電話番号:03-6259-1615            
e-mail:imagingplaza@fujifilm.com

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