カメラメンテナンス Vol.3|シャッターが切れないのは故障?シャッターに関するトラブルを解説

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はじめに


 カメラのシャッターが切れない時の原因究明、設定方法、ケースバイケースの対処法について解説します。カメラのシャッターが切れない、シャッタースピードが遅いなどシャッターが思ったように切れない時は、設定方法などが関連している場合があるので、参考にしてください。

シャッターに関するトラブル3つ


 カメラのシャッターに関するトラブルは大きく分けて3つあります。シャッタートラブルはその原因や状況によって対処方法も変わるので、お困りのトラブルがどの状況に当てはまるかを分析してみましょう。

・シャッターが切れない
・シャッタースピードが遅い
・シャッターが遅れて切れる

シャッターが切れない原因と対処法


・レンズが正しく装着されていない
・メモリーカードに書き込めない
・ピントがあっていない
・カメラが処理中
・その他の原因

 カメラのシャッターが切れない原因として上のような理由が考えられます。シャッタートラブルは精密機械のカメラでは繊細な原因で起こりうる可能性も。カメラの反応や原因にあわせ、それぞれ確認してみましょう。

レンズが正しく装着されていない


 レンズがカメラ本体に確実に装着されていないとシャッターが切れないことがあります。その場合、一度レンズを外し「カチッ!」と音がするまで回し入れてみましょう。そのうえで改善が見られない場合は、些細なホコリなどによる不具合というケースもありますので、レンズとカメラの接続部の掃除を行ってみましょう。

メモリーカードに書き込めない


 画像がメモリーカードに書き込めないことが原因で、シャッターを切れないことがあります。メモリーカードの容量がいっぱいになっている場合は、既存の画像をパソコンなどに保存してスペースを確保するか、新しいカードを挿入しましょう。同時に、メモリーカード側の「書き込み禁止スイッチ」がロックされていないかも確認してみてください。

ピントがあっていない


 AFの設定によっては、ピントが合わないとシャッターが切れないことがあります。この場合、「レリーズ優先」の設定に変更すると、ピントに関係なくシャッターを切ることができます。シャッターチャンスを優先したいシチュエーションに有効な方法です。

 また、「レンズの最短撮影距離より被写体との距離が近い場合」や「暗がりで撮影する場合」は、AFのピントが合わずシャッターが切れない場合があります。この場合、AFをMFにすることで、シャッターが切れるようになります。全面に白しか映っておらずピントを合わせる場所がない際もMFモードの使用がおすすめです。

カメラが処理中


 カメラがデータ処理をしている最中は、シャッターが切れないことがあります。連写や高画質モードでの書き込み処理で、カメラに負担かかっているときに発生する現象です。また、「長秒時ノイズ低減設定」がオンだと、シャッタースピードと同じ秒数だけ処理にも時間かかり、すぐに次のシャッターを切ることができません。しばらく時間をおいてみましょう。

 もしくは、「CLASS10」のようなスピードクラスの高いメモリーカードにすれば、データの書き込み速度が上がり、次のシャッターが早く切れるようになります。

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その他の原因


 フラッシュが充電中の場合、シャッターが切れません。連続撮影時は間隔をあけて使用しましょう。また、長時間使用していると内部に熱がこもりカメラが動作不良を起こす場合があります。電源をオフにしてしばらく放熱してから使用しましょう。ほかにも、誤ってシャッターと他のボタンを同時に押すなど、操作不備にも注意してください。

 以上のどの要因にも当てはまらない場合、故障の可能性が疑われます。

シャッタースピードが遅い原因と対処法


・ISO感度が低い
・絞りを絞りすぎている
・遅いシャッター速度に設定されている

 シャッタースピードが遅くなる場合、上記のような原因が考えられます。以下で詳しく解説していきます。

ISO感度が低い


 ISO感度とは、レンズから取り込んだ光をカメラ内で増幅させる度合い表します。ISO感度が低いと、レンズからより多くの光量を取り入れようとするため、シャッタースピードが遅くなることがあります。もともと、光量の少ない暗い場所での撮影時は、ISO感度を高めに設定することで、シャッタートラブルを回避できます。

絞りを絞りすぎている


 絞りを絞る(F値が大きい)と、カメラがより多くの光量を集めようとして、シャッタースピードが遅くなります。背景のボケを抑えるために絞りを絞る場合、ISO感度を上げたり、絞りを少しを開いたり(F値を小さく)してシャッタースピードを調整してみましょう。

遅いシャッター速度に設定されている


 カメラの設定が、「ISO感度優先」もしくは「絞り優先」になっていると、撮影環境に合わせてシャッタースピードが自動で変化します。撮影環境に左右されずシャッタースピードを統一したい場合、「シャッター速度優先」にするといいでしょう。シャッタースピードを好きな速度に設定でき、絞りとISO感度は自動調整になります。すでに「シャッター速度優先」になっているのにシャッタースピードが遅い場合は、設定を変更してみてください。

シャッターが遅れて切れる原因と対処法


・シャッターボタンを全押ししている
・セルフタイマーが設定されている
・低振動モードが設定されている

 カメラのシャッターが遅れて切れる時は、主に上記のような原因が考えられます。以下で詳しく解説していきます。

シャッターボタンを全押ししている


 通常カメラは、被写体にピントを合わせる「半押し(軽く押す)」、実際にシャッター切る「全押し(深く押し込む)」の2段階を経て撮影する仕組みになっています。そのため、いきなり全押ししてしまうと、ピントを合わせる時間が必要になり、シャッターが遅れて切れる現象が発生します。正しい手順で撮影するようにしましょう。

セルフタイマーが設定されている


 一度セルフタイマーを設定すると、次回以降も同じモードで撮影されます。通常モードに戻しているかどうか確認してみましょう。

低振動モードが設定されている


 一眼レフカメラではレフミラーが動く際の振動を低減するための低振動モードが搭載されています。この機能によりブレを軽減できますが、振動が収まってからシャッターが切られる構造のため、シャッターの切れるタイミングが若干遅いと感じることがあります。振動を抑えて撮影するか、その時に不要であれば設定を解除してみましょう。

シャッターが切れない!原因と対処法を知っておくと便利!


 カメラのシャッターに関するトラブルとその対処法についてご紹介しました。シャッターが切れなかったり、遅れて切れたりと故障を疑わせる操作不備は心配になりますね。この記事を参考に慌てず原因を分析し、状況に合わせて対処してみましょう。万が一、改善しない場合は故障の可能性もありますので、早めの修理をおすすめします。

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