カメラメンテナンス Vol.5|簡単!自分でできる!イメージセンサーのクリーニング

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はじめに


 カメラのイメージセンサーを自分でクリーニングする方法とコツについてご紹介します。イメージセンサーが汚れていると写りが悪くなってしまいますので、できるだけカメラのメンテナンスは小まめにしましょう。「イメージセンサーの取り扱いは難しそう」という方でも簡単にできる方法なので必見です。

イメージセンサーをクリーニングする際の注意点


 イメージセンサーの掃除は、ポイントを押さえていれば自分でも行うことが可能です。イメージセンサー部分は非常に繊細に作られているため、専用のクリーニンググッズを使用してください。イメージセンサーの故障は通常保証の対象外となるため、掃除する際は取り扱いに注意しましょう。破損などの不安がある場合は、クリーニングのプロに依頼するのが得策といえます。

イメージセンサーの汚れ具合を確認


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 イメージセンサーをクリーニングする前に、汚れ具合をチェックしておきましょう。通常ホコリなどの付着によりイメージセンサーが汚れていると、画像に細かい斑点や黒いシミのようなものが見えます。空や白く映る広範囲の被写体を狙って画像で確認してみましょう。また、肉眼で認識できるホコリはごくわずかで、微小な汚れが多く付着してしまっていることもよくあります。以下の手順を参考に、汚れ具合を確認してみてください。

1.カメラの設定を切り替える
2.真っ白な壁や紙を撮影
3.液晶で汚れを確認

1.カメラの設定を切り替える


撮影モード絞り優先
絞り(F値)最大値(F16~F22程)
ファイル形式JPEG
画質最高値
画像サイズ最大値
ISO感度最低値(ISO100~400)
露出補正+1.0~+1.7段
フォーカスMF
ピント無限遠(∞)

 先にカメラの設定を変更して、汚れの度合いがわかりやすい画像を撮影します。イメージセンサーに付着した汚れが際立つよう、「ボケ感のない写真を撮る」ことがポイントです。上記の設定は、ピントを特別合わせないことを重視していますが、明るい方が汚れを見分けやすいので、露出補正で調整します。絞り(F値)は最大で、ズームレンズの場合は望遠にあわせて、できるだけノイズを排除する環境を作りましょう。

2.真っ白な壁や紙を撮影


 無地の白い壁、もしくは壁に白い紙を貼り付けて、適度な至近距離で撮影を行います。フレームいっぱいに写りこむように狙うのがポイント。手持ちでの撮影で大丈夫です。シャッタースピードは遅めになりますが、手振れなどは気にせずラフに撮ってかまいません。

3.液晶で汚れを確認


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 撮影の後は、画像をパソコンのディスプレイなどに映し出し、広範囲が鮮明に見える環境で確認します。ホコリ部分は斑点のように映りますが、汚れのひどい部分は上図のように黒いシミや線がいくつも現れるのが特徴です。

イメージセンサーのクリーニングで使用する道具

ブロアー
クリーニング道具ブロアー.jpgブロアーとは、風船のような本体に細いノズルが突き出た形をした、風でホコリを吹き飛ばすグッズです。しなやかなシリコンやラテックス製が使いやすく耐久性にも優れているといわれています。風船部分を握り、圧縮すると中から空気が噴き出し、カメラに付着したホコリを吹き飛ばすことができます。
クリーニング棒(スワブ)
クリーニング道具クリーニング棒.jpgスワブとは、センサーの四角い形状に沿うようにデザインされたクリーニング用の棒です。ヘラのような形状をしており、先端にはマイクロファイバーの布が巻き付けてあります。洗浄液を付け、センサーをなでるようにして掃除します。
洗浄液(センサーソリューション)
クリーニング道具洗浄液.jpgセンサーの汚れがひどい場合、センサーソリューションと呼ばれる専用の洗浄液を使用します。スワブの先に1~2滴のクリーニング液をたらし、センサー部の端から反対側まで優しくなぞるようにスワブを滑らせます。その後、新しいスワブで、軽くなぞり洗浄液をふき取ります。
ブラシ
クリーニング道具ブラシ.jpgカメラのクリーニング用ブラシは、キャップ付きのものやペンのようにスライドするタイプがあります。ブラシは主に、カメラのレンズの接続部やグリップの溝、パーツの継ぎ目などホコリがたまりそうな凹みのある場所を掃除するために使用します。
手袋
クリーニング道具手袋.jpgカメラのような精密機械の扱いには静電気防止用の手袋が便利です。綿100%で静電気の起こりにくい素材がセンサークリーニングにも適しています。手袋を着用してカメラを扱うことで、手に付いた油でホコリやごみの付着を防ぐことができ便利です。

 イメージセンサーはカメラの心臓部でとても繊細に作られています。通常のカメラの手入れ道具に加えて、イメージセンサー用の専用道具を用いて適切なクリーニングを施しましょう。

イメージセンサーのクリーニング方法


1.部屋の状態を確認
2.レンズ周辺の清掃
3.クリーニングモードにして、レンズを外す
4.ブロアーでホコリやごみを吹き飛ばす
5.クリーニング棒で汚れを取り除く
6.もう一度ブロアーでホコリやごみを吹き飛ばす
7.イメージセンサーを閉じる

1.部屋の状態を確認


 センサークリーニングは、ホコリが少なく外気が入り込まない部屋で行います。掃除機をかけてすぐの部屋や人の往来が多いエリアではホコリが舞っているため、クリーニング作業は避けた方がよいでしょう。

2.レンズ周辺の清掃


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 ブラシでカメラ本体に付着したホコリを落とします。特にレンズとの継ぎ目のマウントあたりは凹みもあるため、ブロアーを使って入念にホコリを除去しましょう。

3.クリーニングモードにして、レンズを外す


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 レンズを外してイメージセンサーを露出しますが、一眼レフカメラの場合、ミラーでイメージセンサーが見えないので、クリーニングモードに切り替えてから作業を行います。メーカーによってやり方が異なるため、手動でクリーニングする場合の手順は説明書で確認しましょう。ミラーレスカメラの場合、シャッター幕が下りているものがあるので確認しておきます。どちらも、クリーニングの途中に充電切れになると不具合が生じるため、フル充電の状態にしてから掃除を行いましょう。

4.ブロアーでホコリやごみを吹き飛ばす


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 ブロアーでイメージセンサーに付いたホコリやごみを吹き飛ばします。付いて間もないホコリはこの作業で取り除くことができます。

5.クリーニング棒で汚れを取り除く


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 クリーニング棒でイメージセンサーに残ったホコリやごみを取り除きます。この時、スワブは右から左、左から右に一回ずつ軽くなでるように動かします。以前使用したものがあっても、一度使った道具は再利用せず、清潔な未使用のクリーニング棒を使いましょう。初めて使用する道具は、使用方法を説明書で確認してから正しく使うことが大切です。

6.もう一度ブロアーでホコリやごみを吹き飛ばす


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 クリーニング棒で清掃している間にホコリが入る可能性があるため、最後にもう一度ブロアーで空気を送ります。

7.イメージセンサーを閉じる


 キャップを装着し、電源をオフにしてミラーが下がることを確認して作業は終了です。

カメラのキタムラのクリーニング・メンテナンスサービス


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センサーの清掃
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ボディ外観の清掃

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レンズ・フィルター外観の清掃

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電気接点清掃

 カメラのキタムラでは、カメラのクリーニング・メンテナンスサービスを提供しています。イメージセンサーの汚れだけでなく、ボディやレンズの汚れ、電気接点の清掃などのメンテナンスにも対応。予約不要・最短当日仕上げでご利用いただけますので、すぐにメンテナンスが必要な方はぜひご利用ください。

■カメラのキタムラのセンサークリーニングに関する詳細はこちら
https://www.kitamura.jp/service/maintenance/#sensor?ref=shashaSensor

イメージセンサーをきれいに保つには?


 カメラセンサー部分にホコリが付着するのは、ほとんどがレンズを交換するタイミングです。カメラを下に向け、できるだけ閉鎖した環境でレンズ交換ができるよう工夫してみましょう。カメラのグレードによりクリーニング機能が搭載された機種があります。使用後はクリーニング機能を利用して、こまめに掃除するのがおすすめです。

 また、この記事で紹介した手順で、イメージセンサーの定期的なお手入れを施すことで、ホコリがたまりにくい環境を保つことができます。長く放置するほど清掃も大変になるため、日ごろのメンテナンスを心がけたいものです。自身での清掃は不安という方はプロにクリーニングを依頼しましょう。

センサークリーニングに挑戦?プロのサービスも活用しよう!


 イメージセンサーのクリーニングは自力でも行うことが可能です。ご紹介した手順と専用の道具で小まめにメンテナンスしてください。ただし、破損などのリスクで不安があるという方は、専門知識のあるプロに依頼するのがおすすめです。

 カメラのキタムラではセンサークリーニングを承っています。予約不要で、最短当日に掃除が完了します。忙しい日常でメンテナンスに手がまわらないという方は、ぜひカメラのキタムラのメンテナンスサービスをご利用ください。

■カメラのキタムラのセンサークリーニングに関する詳細はこちら
https://www.kitamura.jp/service/maintenance/#sensor?ref=shashaSensor


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